「据え」とは、拳に鷹を乗せることを言います。
この据えが安定するようになるのに3年はかかると言われています。
ですので鷹匠になるために、何をするにも鷹を据えることから始まるのです。
「据えが安定しないと鷹が落ち着かなくなったり病気になったりする」と諏訪流鷹師の花見先生はおっしゃっておられました。
というわけで、新人君も据えるところから頑張ってもらいます。
昔は湯呑を拳に乗せて歩いたりしゃがんだりという訓練をしました。
湯呑を落さずにそれらが出来るようになれば、次は鷹では無く鳩を拳に据え練習します。
そしてその後に鷹を据えさせて貰えるようになります。
いきなり鷹を据えさせてはもらえないのです。
据えが悪いために鷹の機嫌が悪くなると、鷹の反応も悪くなりコントロールできなくなります。
とにもかくにも、正しく据えることが大切なのです。
原くんはまずペットボトルで訓練しています。
(グリーンフィールド・岡村)