2022年10月19日

追い払いの効果を持続するために(環境維持の重要性)

私が担当していますお客様はだいたい2〜7年継続して頂いております。

当初カラスの被害でお困りだったお客様ですが、カラスの被害は1〜6ヶ月くらいで収まります。
その後は鷹が飛来していると思わせるための環境維持で月に1〜3回くらい継続していただいております。
カラスや鳩・ムクドリ等は工場の外の環境が変わるだけで工場内に入りだしたりすることがあるため、環境維持のために鷹を飛ばすのです。

お客様からすると、「被害がなくなる=作業終了」という認識になりがちです。

が、野鳥は簡単に諦めることはありません。
せっかく追い払っても、「鷹が最近いないな」と野鳥に思われると戻ってきます。
自然界で生きていくのにトライアンドエラーに飽きる個体は生きていけません。
トライアンドエラーに飽きない個体が冬を乗り越え命を繋いでいきます。

ですのでお客様には、カラス・鳩等の習性や現場の自然環境についてなどをご説明し、環境維持の追い払いをいたしております。

せっかく費用をかけて追い払っても、その後の環境維持をせずにやめてしまうとまたイチからスタートとなり費用が余計にかかります。
月に1〜3回飛ばして環境維持をすることで、害鳥の侵入を防ぐことができ、結果的に費用も安上がりになります。

そのようなことについてお客様と良くお話をし、ご理解いただいたお客様には喜んで頂いております。

原因となっている場所だけでなく、その周辺の自然環境や、その環境が季節でどう変わるのかを把握し、何事もお綿密な相談やしっかりとしたアドバイスを通じてお客様とのコミュニケーションをとることが大切です。

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posted by グリーンフィールド at 23:36| Comment(0) | 害鳥の習性について
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