2022年04月11日

サギの習性と追い払い

先日滋賀県草津市と栗東市に鷹を飛ばしてサギの追い払いに行ってきました。
サギは集団で繁殖する(コロニー)事が多いようです。
何度も何度も枝を咥え巣作りが始まります。
初期の巣作りの段階では鷹を飛ばして追い払う事は難しくないのですが、巣が完成してしまうと非常に難しいです。

もう一度苦労して違う場所で巣を作るのは大変です。
子育ての環境が良いか?
鷹などの天敵がいないか?
近くに安易に餌が調達できるか?
そんな調査をしたあとに大変な巣作りをするのです。

先日の現場は追い払うのには難易度の高い現場でした。
通常は天敵である鷹を放すと危険を感じすぐ飛んで逃げていきますが、今回は鷹を放すと凄く大きな声で鳴き10mほど飛ぶのですが逃げずに上空で旋回して、鷹が居ない事を確認して巣に舞い戻ってきます。
戻ってきたサギを発見したら再度鷹を放して威嚇し追い払いします。

この現場は2年目で去年はおよそ400〜500羽ほど営巣しており、私もかなり追い払うのに苦労した事を覚えています。
今年は一番多い時で50羽ほどでしたが、4回の追い払い作業で20羽ほどまで減らす事ができました。

抱卵時期になると追い払う事が不可能になるので、状況を判断して追い払い作業を終了します。

(グリーンフィールド・田中)

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posted by グリーンフィールド at 16:23| Comment(0) | 害鳥の習性について

2022年04月09日

雪残る北の大地へ

先日の春の写真から一変、今度は一面の白い世界です。

まだ雪が残る北の大地へ、CM撮影に行ってきました。

(グリーンフィールド・江頭)

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タグ:撮影
posted by グリーンフィールド at 00:00| Comment(0) | 鷹のプライベートシーン

鷹匠の独り立ち

独り立ちの時が近づいてきました。

弊社では鷹匠として仕事をするにあたって、経験は問いません。
むしろが無いほうが良いくらいです。

鷹匠としての仕事に就くには、先輩鷹匠と約1年から1年半行動を共にし、マンツーマンで放鷹術を習得する必要があります。
また、それ以外にも現場にて実際に追い払う方法や害鳥の行動を学びます。

そのうえで自らが白紙の状態から仕込んだ鷹で実際に現場で飛ばし、合格した者が晴れて自分の現場を持つことになり、独り立ちしてゆくのです。

中村君もその時が近付いてきてます。

(グリーンフィールド・岡村)

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posted by グリーンフィールド at 00:00| Comment(0) | 鷹匠について
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